私の密かな趣味の一つに、“星空を見る”ことがあります。
特に冬の星空は、オリオン座を中心にたくさんの星座を見ることができるので好きです。
さて、夜空を彩る星々には、和名を持ったものが少なくありません。
その代表的なものの一つに『昴(すばる)』があります。
古くから知られていますが、これは、冬の代表的な星座、おうし座を形成するプレアデス星団の和名です。
集まって一つになる、という意味から“統ばる”と言い、『古事記』や『万葉集』にも記されています。
そして、平安時代のエッセイスト、清少納言も、『枕草子』の中で「星はすばる」と絶賛していました。
日本の歴史に名を残す歌人や作家に思いを馳せつつ、星空を眺めるのは、粋な楽しみであり、心の癒しになりますね。
現代人には昔の偉人達のような、心の余裕が必要なのでしょうね。
昔書いたのを思い出して、改めて書いてみました。行書の要素を残しつつ草書にしてみましたよ。
一筆書きのような筆の運びが面白いところです。
星シリーズもこれから順次更新していきますので、お楽しみに!!