先日、ライブ配信アプリ【BIGO LIVE】のライバーCさん(仮名)から、作品制作の依頼を頂きました。
Cさんからの要望は『お名前から読み取れる人間性などを表現した作品を書いて欲しい』とのことでした。
内心『サラッと言ってくれるなぁ。難易度高いよこれ!(笑)』と思いつつ、せっかくご依頼頂いたことだし、私自身のライブ配信のネタになると思い、引き受けることにしました。
まずCさんのお名前から浮かんできた漢字が3つありました。
それは【恵】【恩】【愛】です。
この3つの漢字をそれぞれの意味からアプローチしてみました。
【恵】と【恩】は『与える』という意味合いが強いです。
また【恵】という漢字には『慈しむ』という意味があります。慈しむという意味は【愛】という漢字にも当てはまります。
漢字の意味だけでは作品にならないと思ったので、実際にCさんのライブ配信も拝見して、見た目の印象や話し方、声の調子などからイメージを膨らませていきました。
そのイメージは下記の通りです。
・偉大な愛 ・可愛らしさ ・豪華
・綺麗 ・存在感 ・でしゃばらない
・器の大きさ ・包容力 ・慈悲深さ
・聖母マリア ・じわじわ
Cさんのイメージからして『与える』というイメージは合わない気がしました。
上記のイメージの中にも【愛】というキーワードが入っていましたので、今回は【愛】という漢字を書くことにしました。
書体については、楷書や隷書よりもスタイリッシュな【行書】を選びました。
そして、作品を彩るパステル曼荼羅アートに選んだ花は【牡丹】です。
牡丹は【百花の王】と称されるほど、大輪の花を咲かせます。
花びらの数がとても多く、1つの花に60枚ほどあるそうです。
牡丹の花が、私が感じたCさんの【豪華な中に可愛らしさがあり、でしゃばっていないけど確かな存在感がある】イメージにピッタリだと思いました。
このような色々なイメージを膨らませていって完成したのが写真の作品です。
出来上がった作品の写真をCさんに送って、見て頂いた上で、私からこの作品を仕上げるまでの経緯をお話ししました。
そして今度はCさんから、ご自身の生い立ちやこれまでに経験してきたこと、これからの人生をどう過ごしていくかをお話して下さいました。
すると、お話して下さった内容が、今回私がイメージした【愛】や【牡丹】と見事にリンクしていて、Cさんも私もとても驚きました。
なぜなら、事前にCさんからお聞きしていたのはお名前だけだったからです。
お名前とCさんの印象や声の調子などから膨らませたイメージだけで描いた作品が、ここまでリンクするとは思いもしませんでした。
Cさんがとても気に入って下さって、私も作り手としてとても満足しております。
後日、この作品の制作過程を見て下さった他のライバーさんからも、制作のご依頼を頂きました。
次回の作品の制作過程で、どんなドラマが生まれるのか、私自身とても楽しみです!
作品制作のご依頼も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。