マーブリングで染めたハガキの模様から刺激を受けて描くことにした、私の守護龍が完成しました!
マーブリングのハガキについてはこちら
龍を描くのが2回目の今回は、躍動感を表現することを意識しました。
まずは下書きですが、龍は顔や鱗が細かいのでしっかり下書きを起こしました。
下書きをしっかり書くことで仕上がりに違いが出るので、じっくりと時間を掛けて書きました。
龍の全体を描いた後、『龗(れい)』を書く位置を決めましたが、ちょうど手の位置にスペースができたので、
『龗』と書いてある【宝珠】を龍が持っているイメージが固まりました。
一通り下書きできた次の工程は、『龗』の揮毫と龍の本体の輪郭なぞりです。
マーブリングの配色を使おうと思って、龍本体の輪郭や『龗』の文字を紫にしました。
煌紅墨汁に青いマーブリング液を混ぜて紫色を作ってみたのですが、完全に混ぜ切ることができなかったです。
どうやら成分的に相性が良くなかったようですが、濃い目の紫ができて、これはこれで良い色ができました。
実際に『龗』の揮毫と龍本体をなぞってみると、線から少し青い液が滲みましたが、全く問題ないレベルでした。
揮毫と輪郭なぞりの次は、龍本体の色塗りです。
本体の色は、輪郭を描く時に作った紫色に銀墨汁を追加してものにしました。濃淡が上手く出せて立体的で動きのある龍になりました。
そして、龍の眼や角、爪、蛇腹の部分は金墨汁で塗りました。
ゴールドがアクセントになって、更に躍動感が増したように感じます。
宝珠の部分は、龍の本体色に白抜き剤を入れて薄い水色して、透明感を表現しました。
宝珠の周りは金墨汁で縁取りして、宝珠の神々しさを出しました。
龍の本体に色が入ると、一気に印象が変わりました!
これだけでも十分存在感がありますが、背景のイメージも浮かんでいたので、裏面から背景色を入れました。
背景はのイメージは“雷雲”で、雷とともに守護龍が現れた、という場面をイメージを表現するつもりでした。
が、実はここで失敗してしまいました。
黒・青・紫のマーブリング液を使ったのですが、黒が思った以上に濃く出てしまったんです。
ほぼ原液の状態で色を入れていったら、思った以上に色が広がりませんでした。
そして最終的に出来上がったのが“宇宙”でした。
雷雲どころか、地球を飛び出して宇宙まで行ってしまいました(笑)
私のイメージとは裏腹に、体が勝手に宇宙を作り上げてしまったというか何と言うか・・・。
これも守護龍の導きなのかも知れませんね。
下書きから完成までライブ配信でお見せしていたのですが、
『神龍みたいだね!』
『動き出しそう!』
と言った感想をリアルタイムに聞くことができて嬉しかったです!